シーベリー果実由来成分のSR オリザ油化が用意、ウルソール酸で排尿ケア機能を表示へ
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)は、シーベリー果実由来ウルソール酸の有効性を検証するシステマティックレビュー(SR)を行い、機能性表示食品について、SRを科学的根拠として新規届出を行う際に実質義務であるPRISMA声明2020準拠の届出様式に取りまとめた。SRでは、同成分の排尿機能に対する有効性を検証したという。同社が23日までに発表した。
SRには、3報2臨床試験の文献を採用。それに基づく機能性表示は、「トイレが近いと感じている中高年の方の日常生活における排尿に行くわずらわしさをやわらげる機能が報告されています」になっているという。
シーベリー果実由来ウルソール酸は、同社が2013年に発売した、サプリメントや健康食品の原材料として使用する抽出物「シーベリーエキス-P(粉末)」の規格成分(有効成分)。同社は以前から、同成分を、排尿ケア機能を訴求できる機能性関与成分とすることに取り組んでいた。
【石川太郎】
関連記事
:ノコギリヤシとシーベリーに相乗機能 オリザ油化が特許、5α-還元酵素阻害機能を高める
:オリザ油化、届出サポートの充実図る 【2022年 機能性表示食品特集】