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ノコギリヤシとシーベリーに相乗機能 オリザ油化が特許、5α-還元酵素阻害機能を高める

 オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)がノコギリヤシエキスとシーベリーエキスの相乗効果に関する特許(第7237204号)をこのほど取得し、発表した。ノコギリヤシエキスの働きとして知られる5α-還元酵素阻害機能に関して相乗効果を見いだすとともに、相乗効果が認められるそれぞれの濃度比は3:1~1:2であることも明らかにし、特許権を成立させた。

 シーベリーエキスは、同社が2015年に発売した、シーバックソーンとも呼ばれるグミ科落葉低木になる果実を原料にしたサプリメント・健康食品向け原材料。同社では、含有するウルソール酸が中心的な関与成分(活性成分)であることを明らかにしたうえで、基礎研究からヒト試験までの結果を踏まえ、主に排尿ケア素材として提案している。

 発表によると、同社で行った研究の結果、シーベリーエキスにも5α-還元酵素阻害機能のあることが分かった。これは、同エキスとして初めて確認された機能。また、シーベリーエキスとノコギリヤシエキスを組み合わせた際の、5α-還元酵素阻害機能に関する相乗効果を検証したところ、各エキス単独と比較して強い阻害機能が示された。具体的には、シーベリーエキスの濃度が1ミリリットルあたり10~60マイクログラムの条件において、最大1.5倍の相乗機能が確認できたという。

 特許取得を受け、同社では今後、相乗機能を確認した濃度比でそれぞれのエキスを配合する最終製品の開発提案を国内外で推進していく考え。

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