機能性表示食品の届出DB刷新 スマホに対応、届出番号などキーワード検索が可能に
消費者庁が運用する機能性表示食品の届出データベース(DB)が1日、刷新された。届出情報検索のユーザーインターフェースが大きく変わり、届出番号をはじめ機能性表示や機能性関与成分などのキーワード検索がトップベージで可能になった。摂取する上での注意事項・名称からの検索もできる。スマートフォンにも対応。使いづらさ、見づらさが言われ続けてきたDBが様変わりした。
キーワード検索で届出番号を検索すると、該当する機能性表示食品の届出情報の概略が表示される。届出番号をはじめ届出者名、商品名、食品の区分、機能性関与成分名、表示しようとする機能性のほか、PRISMA声明2020準拠対応状況、販売状況なども一目で分かる仕様になっている。
そこからリンクされる、届出食品の科学的根拠などに関する基本情報(様式Ⅰ)は、旧DBと比べて可読性が格段に高まった。特にスマホでの利用を念頭にシステム設計したことがうかがわれる。
一方、新たなDBでは、撤回届出の提出から2年経過すると、届出情報の詳細を確認できなくなる。
消費者庁は、1日までに、届出情報検索の活用ポイントを同庁ウェブサイトに掲載した。システマティックレビューの新規届出に準拠を義務付けたPRISMA声明2020についても触れ、新たなDBでは、その準拠の有無も確認できると伝えている。
【石川太郎】
(冒頭の写真:スマホに表示される届出DBのトップページ)
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