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ニュートリー、韓国で3製品を販売開始 韓国の高まる医療・介護用食品ニーズに応える

 ニュートリー㈱(三重県四日市市、武政栄治社長)は今月から、韓国全土での医療・介護用食品3製品の販売を開始すると発表した。

 同社は2018年11月に韓国ソウル特別市に韓国支店を開設し、19年以降、韓国の嚥下関連学会を通じて、嚥下障害の診断と治療、ケア方法の確立、医療標準化のためのガイドラインの策定に貢献し、嚥下障害の誤嚥防止を目的とした嚥下補助食品の認知獲得、製品普及を進めてきた。
 今年6月26日に、韓国大手製薬会社のKolon製薬㈱と韓国の医療・介護用食品市場における販路拡大を目的に販売契約を締結。これにより、Kolon Pharmaが、ニュートリーの医療・介護用食品を韓国全土の病院や介護福祉施設に向け販売することとなった。

 今月から、とろみ調整用食品『ソフティアS』、コラーゲンペプチド配合粉末飲料『ブイ・クレスCP10パウダー』の販売を開始し、来年1月からは、『ブレンダー食 ピュレペーストミニ』の販売を開始する。

 大韓民国統計庁が9月に発表した2024年高齢者統計によると、韓国は25年までに総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率が20%を超え、50年には40%を超える見通しとされている。医療・介護用食品のニーズが高まることが予想される一方で、現在、韓国で販売されている医療・介護用食品は種類が少なく選択肢が限られているという。

 日本においてエビデンスに基づいた製品と患者への使用実績を有する同社と、医療現場での豊富な販売実績、営業力を持つKolon Pharmaとの販売契約の締結により、韓国がこれから迎える超高齢社会のニーズに合った医療・介護用食品の提供を可能とするとしている。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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