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インテージヘルスケア、レポート発刊 13年目の「健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2024」

 ㈱インテージヘルスケア(東京都千代田区、村井啓太社長)はきのう12日、「健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ+セルフヘルスケア市場実態把握レポート2024年度版」(健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2024)を発刊した。生活者13万人へのアンケート調査から、セルフヘルスケア(生活者の健康消費・活動)に関わる市場実態をまとめた。

 同レポートによると、2024年度の日本の健康食品・サプリメント市場規模(同社推計)は1兆2,382億円で、前年(1兆2,385億円)とほぼ同等の規模だった。一方、同利用者数(同社推計)は4,786万人で、対前年比で3.7%減少。1人当たり平均購入金額は、2万5,871円で、同3.8%増加した。

 ヘルスベネフィット別に顕在市場規模をみると、「健康維持・増進」がトップで、以下「美肌・肌ケア」、「目の健康(ドライアイ対策を除く)」、「関節の健康」、「疲労回復」、「栄養バランス」の順位となった。対前年の動きをみると、「認知症予防」が同25.6%、「脳機能の改善(認知症予防を除く)」が同15.0%、「目の健康(ドライアイ対策を除く)」が同14.5%増加した。

 現在の健食サプリ利用者に、今後、健食サプリをどの程度利用したいか聞いた。全体では「利用を増やしたい」が13.5%、「現在と同じくらい利用したい」が69.2%、「利用を減らしたい」は12.5%、「利用をやめたい」は4.8%という結果となった。
 今後、健食サプリの利用を減らしたい、やめたい理由としては、「価格が高い(42.8%)」が最も多く挙げられ、次いで、「効果が低い・低そう(24.1%)」、「副作用が心配(19.2%)」となった。また、品質・成分・メーカーの安全性への取り組みに対する不安も理由として挙げられている。物価の上昇が続く中、価格の要因が、継続意向に大きな影響を与えていると考えられるとしている。

 同レポートは2012年度に発刊を始め、今年度で13年目。延べ370社以上に提供実績がある。生活者13万人以上に対する大規模サンプリング調査を行い、「健康食品・サプリメント市場」、「ヘルスケアフーズ市場」、「セルフヘルスケア市場」の3つの市場で、市場規模推計や商品・サービス利用者の分析結果をサマリーレポートにまとめている。

レポートのサンプルに関する問い合わせはこちらから。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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