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サプリGMP、横断的な義務化あるか WMR78号オンライン版、きょう発刊

 ㈱ウェルネスニュースグループ(東京都港区)はきょう10日、ヘルスケア業界専門誌『Wellness Monthly Report』78号(2024年12月号)のオンライン版を発刊した。機能性表示食品のサプリメントの製造・品質管理に義務付けられた「GMP(適正製造規範)」に焦点を当てた特集企画を掲載している。4ページにわたる消費者庁食品表示課保健表示室長インタビューやGMP第三者認証機関による対談、サプリの品質管理に取り組む原材料メーカー、最終製品受託製造企業の動きなど、読みどころが多い。

 特集タイトルは「日本のサプリGMPを考える」。医薬品の製造・品質管理にGMP基準が法制化された背景を踏まえながら、平成17年通知、指定成分等含有食品GMP告示、3.11通知と発出、公布されてきた日本のサプリGMP基準の変遷を辿りつつ、サプリ横断的なGMP義務化の可能性を考える記事を用意した。

 インタビューでは、消費者庁食品表示課保健表示室の今川正紀室長に、機能性表示食品のサプリの品質管理に考え方、サプリGMP基準(内閣府告示)の内容などについて聞いている。天然抽出物等を原材料として使用するグミやキャンディなどはサプリに該当するのだろうか。10を超える問いを投げかけた。

 またGMP第三者認証機関の対談では、(公財)日本健康・栄養食品協会の増山明弘健康食品部長と、(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS)の池田秀子理事長が、機能性表示食品のサプリGMP告示(基準)から、サプリの品質管理のために日本に必要な法制度まで、虚心坦懐に語り合っている。「表示の制度と、その中身に相当するGMP制度の考え方は、切り離して考える必要があると思う」(増山部長)。

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