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ファーマフーズ、伊藤忠と資本業務提携 総合商社の流通網活用、機能性食品を国内外で拡販

 機能性食品素材開発及びヘルスケア製品通信販売の㈱ファーマフーズ(京都市西京区、金武祚社長)が総合商社の伊藤忠商事㈱(東京都港区、石井敬太社長COO)と資本業務提携する。

 両社が22日、発表した。伊藤忠商事はファーマフーズに約7億6,000万円を出資し、同社の発行済株式総数の3%に相当する約87万株を取得する。業務提携では、ファーマフーズが開発したGABAをはじめとする機能性を持つ食品素材、それを配合した最終製品などを、伊藤忠商事の流通網を通じて国内外に拡販する計画。

 ファーマフーズは、伊藤忠商事への第三者割当による自己株譲渡で調達する約7億6,000万円を、人件費や研究費開発費のほか広告宣伝費などに充てる。伊藤忠商事は、同社との資本業務提携により、消費者により近い「川下ビジネス」を開拓し、事業領域を拡大させる狙い。

 ファーマフーズの2024年7月期連結売上高は前期比9.4%減の621億4,700万円だった。このうち機能性素材の売上高は、GABAの北米地域サプリメントメーカー向けへの販売が好調に推移するなどして同29.3%増の25億8,800万円。

 同社は最近、GABAを配合した自社ブランド最終製品の販売チャネルの掘り起こしに取り組んでおり、24年7月期はスーパーマーケットやドラッグストアといった量販店を中心に販路拡大を進めたという。

関連記事:ファーマフーズ、24年7月期は減収 広告費抑制の通販、前期比12%減の525億円

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