広報委員会、業界メディアと懇談会 健康食品のレピュテーション向上など意見交わす
健康食品業界団体（一社）健康食品産業協議会（橋本正史会長）の広報委員会は、このほど業界メディアとの懇談会を都内で開いた。同委員会は、情報発信などを通じて、健康食品産業の地位確立と社会貢献を目指すことを目的に活動している。業界メディアとの懇談は、健康食品業界にプラスとなる取り組みにつながる意見交換の場として企画。初開催となったこの日は、同委員会の活動内容や今後の活動構想を伝えつつ、健康食品のレピュテーション（評価、評判）向上のために必要なことなどについて意見を交わした。
健康食品産業協議会の広報委員会は今年度、活動の強化などに向けた体制づくりを進めながら、業界展示会を活用した情報発信を行った。先月開催の「食品開発展」では、消費者庁食品表示課保健表示室長を招聘しつつ、機能性表示食品制度の改正と、制度改正に関わる協議会の分科会活動を伝えるセミナーを開催。およそ200人を集めた。今年度はステークホルダーとの関係強化にも取り組んでおり、今回のメディア懇談会のほかにも外部の意見を聴く仕組みの導入を検討しているという。
この日の意見交換に参加した業界メディアからは、特に、健康食品のレピュテーション向上に向けた意見が聴かれた。「健康食品の在るべき姿」も含め、そもそもそれを考えるためには健康食品の法的な定義が必要なのではないか、とする意見もあった。
【石川太郎】
