（公社）日本通信販売協会（JADMA、粟野光章会長）が3日発表した2023年2月の通信販売売上高調査結果によると、総売上高は1,124億3,600万円となり、前年の同じ月との比較で2.8%減少した。マイナスは2カ月連続。このうち、健康食品の売上高は131億2,800万円と2カ月連続で130億円台にとどまった。前年同月比は1.4%の減少で、2カ月連続のマイナスとなった。調査対象企業は、JADMA会員企業121社。

　2月の健康食品の売上高は、前の月と比べても減少し、21年4月以降では最も低い売上高となった。2月は28日しかないことも響いた。一方で、化粧品の売上高は、前年の同じ月との比較で8.8%の増加を示し、158億2,100万円だった。前の月との比較ではわずかに減少したものの、前年同月比がプラスになるのは22年2月以来13カ月ぶり。

　その他の商材の売上高を見ると、健康食品を除く食料品は前年同月比7.5%減の72億3,800円、衣料品は同1.2％減の147億4,000万円、家庭用品は同13.6%減の119億8,100万円──などと前年同月の売上高を下回る商材が目立った。

（下の画像：2023年2月度通販売上高調査結果。JADMA報道発表資料から）

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