黒ウコン抽出物、韓国で機能表示許可 体脂肪減少サポート、常磐植物化学が「SIRTMAX」で
㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市、立﨑仁社長)が開発し、製造・販売するサプリメントや健康食品の原材料、「SIRTMAX」(同社の登録商標)が先ごろ、韓国の健康機能食品制度における個別認定原料に承認され、韓国において、「体脂肪の減少に役立つ」旨のヘルスクレームが可能になった。承認は5月23日付。同社がこのほど発表した。
SIRTMAXは、タイを原産国の1つとする黒ウコン(Kaempferia parviflora、ショウガ科バンウコン属)の抽出物。総ポリメトキシフラボノイドなどを規格成分とする。韓国で拡販することを目的に、現地商社と連携して、食品についてヘルスクレームが可能な健康機能食品制度における個別認定原料としての承認を韓国食品医薬品安全処(MFDS)に申請していた。日本国内では体脂肪減少機能は訴求しない。
同社がSIRTMAXの製造を始めたのは2013年。同社によれば、その機能に関する特長としては、強いSIRT1(サーチュイン)活性作用を持つことが挙げられる。SIRT1は「長寿遺伝子」とも呼ばれる遺伝子の一種。同社は2019年、SIRTMAXにSIRT1活性化作用があることを臨床試験で確認、報告している(Jpn Pharmacol Ther 47(11). 1841-1850)。
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