血管ケア訴求のサプリメント発売 アサヒグループ食品が来月7日から
血管や高めの血圧をケアする働きを訴求する機能性表示食品のサプリメントを、アサヒグループ食品㈱(東京都墨田区、川原浩社長)が来月7日から新発売する。一般健康食品として2011年から通信販売で展開してきた商品を機能性表示食品にリニューアルする。機能性関与成分はラクトトリペプチド(VPP、IPP)。同社が23日発表した。
アサヒグループ食品が来月7日から機能性表示食品としてリニューアル発売するのは『しなやかケア』。今年1月、消費者庁に届け出ていた。届出表示(ヘルスクレーム)は、「ラクトトリペプチド(VPP、IPP)には、中高年者の血管柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能や、高めの血圧を低下させるのに役立つ機能が報告されています」(一部抜粋)。
機能性関与成分名のうちVPPはバリン‐プロリン‐プロリン、IPPはイソロイシン‐プロリン‐プロリンが結合したペプチドのこと。たんぱく質のカゼインを分解することで作られる。商品の販売価格は、90粒(30日分)で4,200円(税込)。オンラインショップ「カルピス健康通販」を通じて販売する。
血管の柔軟性(しなやかさ)を維持する働きを訴求する機能性表示食品の届出が増えている。現在までに約30件が届出されており、販売がスタートする製品も増えてきた。機能性関与成分としてはラクトトリペプチドの他に、松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3、カツオ由来エラスチンペプチド、黒大豆ポリフェノールなどがある。
(冒頭の画像:機能性表示食品「しなやかケア」の商品パッケージ。ニュースリリースより)
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