滋賀県、2019年度消費生活相談 「定期購入」関連が過去最多に
滋賀県は29日、2019年度消費生活相談の状況を発表した。19年度中に寄せられた相談件数は前年比11.1%減の1万3,416件だった。健康食品や化粧品などの定期購入に関する相談が前年の2.6倍に当たる508件に上り、過去最多となった。
定期購入に関する相談を商品別で見ると、健康食品が322件、化粧品が186件。契約者を年代別に見ると、50代が120件と最も多く、次に40代で100件。20代、20歳未満もそれぞれ63件に上った。20代と20歳未満では男性の割合がやや多く、脱毛剤、化粧品、美容関連の健康食品に関する相談が多かった。増加の要因として、SNSの普及を挙げた。
また昨年1~5月は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、消費者トラブルの相談が急増。特に4月が多く、前年の1.4倍となった。外出自粛に伴って、通販の定期購入の相談が急増し、4月の通販に関する相談件数が大幅に増加した。