消費者庁保健表示室長らを講師に招聘 社福協健康食品フォーラム、7月7日にセミナー開催
消費者庁食品表示企画課保健表示室の蟹江誠室長らを講師に招聘したオンラインセミナーを、(一財)医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)が7月7日午後、健康食品フォーラムの枠組みで開催する。
「食品に求める『機能性表示』の現状と今後の展望」をテーマに開催するもので、講師には、(公社)日本広告審査機構(JARO)審査部課長の吉田巌氏も招聘する。受講対象は、社福協の健康食品研究開発事業会員に限定。非会員は、入会の上で受講できる。受講費用は無料。
時間は午後2時から4時20分までの予定。ファシリテーターは、(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS)の池田秀子理事長が務める。
消費者庁の蟹江氏は当日、「機能性表示食品の届出確認業務の合理化・円滑化と今後の課題」をテーマに講演する予定。この講演が7月上旬に行われることを踏まえれば、今年4月から消費者庁が業界団体らと検討を進めている、民間団体による届出事前確認制の全体像など最新動向を解説する可能性も考えられる。
またJAROの吉田氏は、「健康食品における景品表示法、医薬品医療機器等法、健康増進法の広告表示規制~JAROの審査事例を中心に~」をテーマに講演する予定。
認知機能の機能性表示食品の広告表示をめぐって発生した、消費者庁表示対策課による一斉監視・改善指導が記憶に新しい。一般健康食品の広告表示でも、景表法に基づく措置命令事案がたびたび起こる。消費者からの広告に関する苦情等を受け付け、審査活動も行うJAROの審査部に所属する吉田氏の話は、広告実務などに従事する業界関係者の参考になりそうだ。
詳細は、社福協・健康食品フォーラム事務局まで。なお、健康食品フォーラムのホームページはコチラ。
(冒頭の画像:社福協・健康食品フォーラムのウェブサイト)