消費者庁、事故情報DB公表 【10月5日】食品事故63件、健康食品による被害情報も
消費者庁は10月5日、消費者安全法に基づく重大事故以外の消費者事故を事故情報データバンクに登録したと発表した。
登録したのは同法12条第2項により消費者庁に通知のあった消費者事故95件。そのうち食品に関連する事故が63件だった。
リコール・自主回収情報では、「アレルギー表示の誤表示・欠落」が22件でトップ、「消費・賞味期限の欠落・誤表示」が10件だった。
その他、山形県で5月、健康食品を摂取した消費者が急激な肝障害を発症したとの報告があった。
食中毒による事故情報は10件だった(前回8件)。
また、指定成分等含有食品による健康被害情報が自己申告も含め、4件報告されている。内訳は、コレウス・フォルスコリーによるもの3件、プエラリア・ミリフィカによるもの1件。
前者では「摂取後、腸のあたりが痛むようになり、食事量も少なくなり、便も細くなった」、「摂取後、かゆみ・発疹、皮膚にブツブツができ、真っ赤になり、 摂取し続けたら湿疹が出てきて皮膚が乾燥しボロボロになってきた」、「摂取後、最近尿に血が混ざったように真っ赤になっていることに気が付いた」など。後者では「摂取後、月経不調になった」と報告されている。これらは厚生労働省が公表している「指定成分等含有食品(健康被害情報)」に基づき取りまとめたもの。
厚生労働省の統計では、今年1月~9月28日までで、コレウス・フォルスコリー48件、プエラリア・ミリフィカ4件、プエラリア・ミリフィカ+ブラックコホシュ6件の合わせて58件が報告されている。