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消費者ネットおかやま、健康食品販売会社のインシップを提訴

健康食品の広告が景品表示法に違反するとして、適格消費者団体の消費者ネットおかやま(岡山市北区)は19日、販売会社の(株)インシップ(千葉県浦安市、小野伸二郎代表)に表示の差し止めを求めて岡山地裁に提訴した。

 訴状によると、同社はサプリメント『ノコギリヤシエキス』の広告を全国紙に掲載。広告で「夜中に何度も…」、「外出が不安」、「中高年男性のスッキリしない悩みに!」などと表示していた。これに加え、寝間着を着た男性が困ったような表情を浮かべて、下半身を震わせながら扉のノブに手をかけているイラストなども掲載していた。

 消費者ネットおかやまは、広告を見た消費者は同商品に頻尿改善効果があると認識すると主張。これらの表示は医薬品的な効能効果を示し、景表法で禁止している優良誤認表示に該当すると指摘した。

 また、(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所の「『健康食品』の素材情報データベース」によると、ノコギリヤシ抽出物の頻尿改善効果は、これまでの研究で確認されていないとしている。

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