東京都、329事業者のネット広告を改善指導
<健康食品は161件、「免疫細胞を活性化」「ストレス解消」など>
東京都は24日、2019年度インターネット広告表示監視事業により、2万4,000件のネット広告を監視した結果、329事業者の331件の広告(健康食品161件、化粧品94件)について、景品表示法に基づく改善を指導したと発表した。
健康食品では「体の免疫細胞を活性化」、「病気や症状を予防・改善できる○○成分」、「ストレス解消」などの表示が見られた。化粧品では「マイナス〇歳は若見せできる」の表示とともに、表示した年齢よりも若く見える女性の画像を掲載していた広告などに対し、改善を求めた。
また、「通常価格2万円→特別価格」、「コース通常価格1万円→50%オフ」といった通常価格の実態がない恐れがある二重価格表示も見つかった。
指導内容別で見ると、景表法で禁止する「優良誤認」の恐れがある広告は307件に上り、健康食品や化粧品で多かった。「有利誤認」の恐れがある広告は61件。エステ、健康食品、化粧品などで見られた。