＜「健康食品」1,333件、「化粧品」1,021件＞
　　
　東京都が5日発表した消費生活相談受付状況によると、2019年度に寄せられた相談件数は前年比2.2％減の2万8,752件だった。一方、「健康食品」「化粧品」に関する相談件数は大幅増となった。

　「健康食品」の相談件数は、同84.1％増の1,333件。定期購入、酵素食品、高麗人参茶、ダイエットサプリメントなどの相談が寄せられた。「化粧品」は同62.6％増の1,021件。主に乳液、脱毛剤、化粧水などに関するものだった。

＜3月の相談件数、定期購入トラブルやマスク関連が増加＞

　また、3月の消費生活相談の受付状況は2,612件で、前月比20.4％増となった。「健康食品」は112件を数え、前月の93件から増加。通信販売により、定期購入と気づかずに購入したダイエットサプリメントの相談が多かった。

　「保健衛生品その他」は前月の2倍に当たる84件に急増。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マスク関連の相談が60件寄せられたことによる。