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明治、「総合栄養食品」表示許可取得 記念イベントを開催

 ㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)は16日、「明治メイバランスMiniカップ ミルクテイストシリーズ」7品が、「総合栄養食品」の表示許可取得を記念したイベントを都内で開催した。

 2部構成の1部は、お笑いコンビのよゐこ、タレントで元プロレスラーの佐々木健介氏が、健康をテーマにトークを展開。2部では、在宅総合診療を行う(医)悠翔会理事⻑、診療部⻑の佐々⽊淳氏が高齢層の死亡リスクを低減させるポイントについて講演した。

 総合的な栄養食ブランド「明治メイバランス」は、1995年に誕生。以来、さまざまなニーズに対応した商品ラインアップを展開してきた。2014年からは、ドラッグストアなどの市販向けに『明治メイバランスMiniカップ』を発売。現在では、多くの病院、施設で使用される市販流動食のトップブランドとなっている。

 今回、消費者庁の表示許可を取得した「明治メイバランスMiniカップミルクテイストシリーズ」は、バナナ味、コーヒー味、ストロベリー味、ヨーグルト味、コーンスープ味、抹茶味、フルーツ・オレ味の7品。今月下旬より、消費者庁許可マークと認可表示を印字し、順次出荷していく。

 2部のメディア向けセミナーでは、同社グローバルニュートリション事業本部の⻑⽥剛氏が、「加齢に伴う食欲低下などで十分に栄養が取れない状況でも、効率的にバランス良く栄養補給できる商品」と説明。食事や栄養に悩む在宅療養者に向けてドラッグストア、スーパー、ネット通販、調剤薬局、介護ショップ、宅配など幅広いチャネルを通じて販売していくとしている。

 在宅患者の総合診療を行う佐々木氏は、「高齢者の最大の懸念は栄養不足」との認識を示した上で、「年をとっても必要なカロリー量はそれほど減少しない。栄養が不足すると筋肉量が低下してサルコペニアとなり、転倒のリスク増による骨折や口腔機能低下などにより、肺炎を起こしやすくなる」とした。
 さらに、高齢層における外国人と日本人の平均BMIを比較し、痩せていることがむしろ死亡リスクを高めていることを指摘。「加齢に伴って健康リスクも変化していく。30~50代のリスクは動脈硬化なので、高血圧、糖尿病、高脂血症に注意する。しかし70~80代となって要支援や要介護の時期になると、フレイルを避ける意味でもBMI25~27の少しぽっちゃりした体形である方が健康寿命が長い」と、高齢者層の栄養摂取の重要性を示した。

【堂上 昌幸】

(冒頭の写真:(医)悠翔会理事⻑、診療部⻑の佐々⽊淳氏)

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