日清食品HD、第1四半期決算短信発表 前年同期比減収減益も『ピルクル ひざアクティブ』が好調
日清食品ホールディングス㈱ (東京都新宿区、安藤宏基社長) はこのほど、2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前年同期比4.3%減の増の1,770億3,100万円、営業利益は同25.5%減の173億5,700万円だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
飲料事業は、新商品『ピルクル ひざアクティブ』が好調に推移したが、睡眠ブームがピークアウトする中、「ピルクル ミラクルケア」シリーズが前年同期比で減収となり、また、CVSでの売上が低調。その結果、同事業は前年同期比で減収減益となった。チルド事業と合わせた同セグメントの売上収益は、同2.7%増の261億5,400万円、営業利益は同6%減の27億2,800万円だった。
米州地域全体では、引き続き新たな需要創造に向けた高付加価値商品の提案強化や導入推進に取り組んでいる。同セグメントにおける売上収益は、同20.5%減の333億8,000万円、営業利益は、同57.4減の22億5,900万円だった。
中国地域においては、販売エリア拡大や中国版カップヌードル「合味道」ブランドと高価格帯袋めんの販売拡大に取り組んでみ、さらに冷凍食品や菓子などのマルチカテゴリー化、卸売ビジネスの拡大を進めている。同セグメントにおける売上収益は、同1.4%増の166億8,900万円、営業利益は、同1.5%減の13億1,100万円だった。