新規届出の公開、10件台で推移 【機能性表示食品届出DB更新】撤回届出は今回も20件台に
消費者庁は15日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、12社14件の新規届出を公開した。公開件数が20件に満たないのは4回連続。1月29日から31日までの3日間に提出された届出を公開したもので、これで2023年度の届出番号「I」シリーズは累計1,219件を数えることになった。一方、撤回届出に関しては、今月11日と12日の2日間で、新たに24件が積み上がった。
サケ鼻軟骨成分で「筋肉量の維持に役立つ」
この日公開された新規届出を見ると、ネットワークビジネス(MLM)大手、日本アムウェイ(同)(東京都渋谷区)からの届出がある。同社が機能性表示食品の届出を行うのは2017年8月以来。これで同社の届出は計2製品になった。
日本アムウェイが新たに届け出たのは、ルテインとゼアキサンチンを機能性関与成分として配合したアイケアを訴求するサプリメント。製造所は米国のGMP認証工場とされている。前回は、イチョウ葉由来成分を配合した認知機能領域のサプリメントを届け出ていた。
このほかに目新しい届出としては、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・同由来Ⅱ型コラーゲンについて、「筋肉量の維持」に役立つ旨を訴求するものが公開された。届出表示は「加齢に伴う筋力の低下を感じている方の筋肉量の維持に役立つ機能が報告されています」で、㈱ファンケル(横浜市中区)が研究レビューに基づき届け出た。
関節ケアの機能性関与成分として届出件数が積み上がっているサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・同由来Ⅱ型コラーゲンについて、筋肉に対する働き訴求する届出が公開されるのは今回が初めて。ファンケルが今回届け出たのは、『楽ひざ』を商品名とするサプリメント。以前に届け出ていた同一製品名のサプリのヘルスクレームを拡充した格好となる。
【石川太郎】
2024年3月の機能性表示食品届出DB更新
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:【11日】新規届出11件、うち3件に生鮮 激増の撤回届出、さらに49件増える
:【12日】新規届出12件、撤回1月以降438件 撤回の急増はNMDB著作権問題の影響