消費者庁は2日、機能性表示食品の届出データベース更新を行い、17社28件（サプリメント13件、サプリ以外の加工食品13件、生鮮食品2件）の新規届出を受付公開した。

　㈱東洋新薬（本部：佐賀県鳥栖市）がコラーゲンペプチドの届出を行った。同社はこれまで、「膝の曲げ伸ばし時の違和感を軽減する」旨（1月15日付公開）、「歩行時、階段昇降時の膝関節の悩みを軽減する」旨（3月6日付公開）でコラーゲンペプチドを届け出ている。　
　今回、同社で実施したヒト試験データを基にSRを作成し、新たに「一時的な腰の不快感を軽減する」旨の表示で届出を行った。1日あたり摂取目安量は、これまでと同様で2グラム。同社によると、スティック包装などさまざまな形態で、コラーゲンペプチドを機能性関与成分とする膝×腰のダブル訴求の商品開発が可能だという。

　この他、フマキラー㈱（東京都千代田区、大下一明社長）からの届出が受付公開された。同社は殺虫剤の「ベープ」シリーズなどを展開する企業で、今回、同社としては初めての届出となった。商品名は、ジャバラ果皮粉末エキスを機能性関与成分としたサプリメント『じゃばらパワー』。

　一方、この日追加された撤回届出は7件。3月27日・28日に届け出されたもの。

【藤田　勇一】

先月の機能性表示食品届出DB更新
：【1日】3月最初の更新、新規届出5件　取り下げは15件
：【6日】新規成分に6種アミノ酸と卵黄コリン　止まらぬ撤回届出、新たに40件
：【11日】新規届出11件、うち3件に生鮮　激増の撤回届出、さらに49件増える
：【12日】新規届出12件、撤回1月以降438件　撤回の急増はNMDB著作権問題の影響
：【15日】新規届出の公開、10件台で推移　撤回届出は今回も20件台に
：【22日】筋骨草由来成分など新規成分が複数　認知機能関連でタキシフォリンも