新型コロナ関連の広告、除菌関連商品や健康食品などで意見多数~JARO
(公社)日本広告審査機構(JARO)は5日、6~7月に寄せられた新型コロナウイルス関連の広告・表示に対する意見を取りまとめ、発表した。6月は66件、7月は109件を数え、除菌関連商品やマスク、健康食品、教室・講座・スポーツクラブなどに関するものが多かった。
除菌関連商品では、「『ウイルスが心配』などと出演者が述べており、あたかも新型コロナウイルスに効果があるかのように宣伝している」、「99.9%除菌できると表示しているが、広告主に確認すると新型コロナウイルスには効かないという」などの声が聞かれた。
健康食品については、「テレビ通販GMに出てくる愛用者風の女性は、芸能事務所に所属するタレントである。広告主に問い合わせたがタレントとは認めず、同姓同名の別人だと言い張られた」などの意見が寄せられた。
またマスクについては、「通販サイトの広告・表示で、消臭性、調湿性があると表示されていたが、よく見ると一部の素材の効果だと小さく書いてあった。マスク自体に効果あると誤認させるような内容だ」、「ウイルスが侵入しない旨が書かれているが、飛沫は防げてもコロナウイルスは特に小さいので技術的に無理である。しかも非常に高額。コロナ状況下では悪質だ」という意見がある。