先月19日にオンラインで開催された「機能性表示食品を巡る検討会」初会合の議事録を消費者庁が6日までに公開した。同庁のホームページ上で閲覧できる。

　検討会は現在までに2回開催。第3回は、あす8日午後3時からの開催が予定されている。アドバイザリースタッフ養成機関などからヒアリングを行う。引き続きYouTube上でライブ配信する。

　検討会は全6回の予定。今月末までに、機能性表示食品制度の今後の在り方の「方向性」を取りまとめる。これを受け、制度を所管する消費者庁が制度の見直しを行う。健康食品関連事業者の多くが行方を注目している。

　議事録が公開された第1回会合では、検討会構成員の1人で、医薬品と食品のレギュラトリーサイエンスを専門にする合田幸弘・国立医薬食品衛生研究所名誉所長が、小林製薬㈱（大阪市中央区）が販売していた機能性表示食品のサプリメントの使用で消費者に生じた健康被害の背景について、品質管理の原則が崩れたことで起きた、と指摘した。

（冒頭のイラスト：検討会座長を務める中川丈久・神戸大学大学院法学研究科教授の似顔絵）

関連資料：第1回 機能性表示食品を巡る検討会 議事録（消費者庁ホームページへ）
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