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小林製薬、健康被害問題で特損38億円 通期業績予想を取り下げ、「影響の見極め困難」

 小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩社長)は10日、2024年12月期1~3月連結決算に38億6,200万円の特別損失を計上すると発表した。同社で製造した紅麹原材料を配合し、同社で販売していた機能性表示食品のサプリメントの使用で消費者に健康被害が生じた問題に関わるもので、製品回収関連損失として36億4,800万円、問題に関連する製造設備の減損損失として2億1,300万円をそれぞれ計上したという。

 同社はまた、2024年12月期通期連結業績予想を撤回すると同日発表した。当該の紅麹原材料をBtoB(対事業者)で販売していた先の製品回収や、健康被害が生じた消費者の医療費に対する補償などが業績に与える影響を「見極めることが現時点では非常に困難」であるのが理由。業績予想の算定が可能になった段階で改めて公表するという。当初予想では、売上高1,856億円(前年比7%増)、純利益205億円(0.8%増)の増収増益を見込んでいた。

(冒頭の画像:健康被害問題について小林製薬が3月29日に開いた会見の様子)

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