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富士フイルム、ストレスによるセラミド減少のメカニズム解明

富士フイルム(株)(東京都港区、助野健児代表)は2日、肌のバリア機能を維持する上で重要な役割を担うセラミドが、ストレスにより減少するメカニズムを解明したと発表した。

 皮膚の角層の真下にある顆粒層に存在するラメラボディは、その内部にセラミドの原料である脂質を取り込み、角層と顆粒層の界面に分泌する働きを担う。ラメラボディの表面にはタンパク質「ABCA12」が存在し、脂質をラメラボディに取り込む役割を担っている。

 ヒトの皮膚を再現した培養皮膚モデルを用いた実験で、ストレス負荷によりABCA12が減少し、肌のバリア機能が低下することを見出した。次に、ABCA12の発現を抑制した培養皮膚モデルを作製し、正常な皮膚モデルと電子顕微鏡で2つの構造を比較観察した。

 その結果、ABCA12の発現を抑制した培養皮膚モデルの角層内部に、正常な培養皮膚モデルには見られない多数の空胞を確認。この空胞はABCA12の減少によってセラミドの原料である脂質を十分に取り込むことができなかったラメラボディが、細胞膜と融合せず、角質内部に残ったものと考えられると報告している。

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