国立栄研、2件の有効性情報公表 ジャワナガコショウで皮膚温度上昇、アスタキサンチンで皮膚弾力増
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は7日、素材情報データベース(HFNet)に「ジャワナガコショウ」の有効性に関する情報を追加したと発表した。また、前日には「アスタキサンチン」の有効性情報も公表している。
健康な日本の成人女性30人(平均44歳、日本)を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験で、ジャワナガコショウ果実抽出物を1日当たり150mg摂取させたところ、18℃冷水、1分間の左手冷水負荷試験において、冷却負荷後2分、4分の末梢血流量減少抑制、冷水負荷後8分、10分の皮膚温度の上昇が認められた。
また、健康な日本の成人男性36人(20~60歳、試験群18人)を対象に二重盲検無作為化プラセボ対照試験を実施。アスタキサンチ1日6mgを6週間摂取させたところ、シワ(シワ総面積、シワ総体積)の改善、皮膚弾力性の増加、皮膚水分蒸散量の抑制が認められた。一方、頬の皮膚水分量、皮脂に影響は認められなかったという。