国立栄研、新規素材情報を追加 「テンニンカ」、「ソリザヤノキ」をHFNetに
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は26日、テンニンカとソリザヤノキ(オオナタノミノキ)の素材情報をデータベースHFNetに新たに追加した。
テンニンカは、フトモモ科の常緑低木。沖縄諸島の山野、中国南部~マレーシア、インド、オーストラリアに分布する。枝先に淡紅色の花をつけ、果実は暗紫色で生食されるほか、ジュースやジャムの原料に使われる。果実は、中医方で山稔子と呼ばれ妊婦野貧血、止血剤として、葉や根は頭痛、腹痛などに使用されてきた。
ソリザヤノキは、アジア亜大陸でみられるノウゼンカズラ科の落葉樹。幼果は、野菜として食されているほか、インドなどでは伝統的にアーユルヴェーダに使用される。