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古舘伊知郎はサプリ愛好者だった! YouTubeで小林製薬問題を語る

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が1日、YouTubeチャンネル「古舘伊知郎ch」で、小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩社長)の「紅麹関連製品」をめぐる問題について熱く語った。

 「健康不安に取りつかれたサプリ中毒」と自ら認める同氏は、今回の問題を他人事ではない切実な問題と公言。同問題の背景について10分余り語り続けた。自主回収問題の背景に横たわるアベノミクスによる規制緩和をメディアが取り上げないことを同氏は痛烈に批判し、10年間に及ぶ規制緩和によって今何が起きているか、今後何が必要か、持論を展開した。

 同氏は、3月31日時点で死者が5人、入院患者が114人、通院患者が680人と紹介。2日前の29日に行われた小林製薬の記者会見について、「『まだ分からない』が多すぎる」、「当事者意識が欠如している」、「フットワークが鈍い」と同社を厳しく糾弾した。
 
 また同氏は記者会見中に「原因がプベルル酸だったとしびれを切らした厚生労働省が発表」したことから、先月30日に同省と大阪市が実施した同社工場への立ち入り検査までを時系列に説明。その過程で小林製薬が製造販売した紅麹関連サプリ以外の商品には健康被害の恐れがないことが分かったと強調した。

 「過敏になる必要はない」と注意喚起する同氏。腎疾患の原因については、プベルル酸の毒性が問題ではないと主張する専門家の意見も取り上げた。むしろ紅麹サプリメントに含まれる「モナコリン」という成分を大量に摂取した人に健康被害が起きている可能性も考えられるとの専門家の説も紹介した。
 「原因は藪の中」だとした上で、特定保健用食品(トクホ)の市場規模と機能性表示食品の市場規模を比較。急成長を遂げている機能性表示食品の功罪に言及した。

 同氏はまた、今回の問題は、アベノミクスの1丁目1番地である規制緩和がもたらした副作用であることは明らかだと主張。今後、同制度に対する国の関わり方を変えなくてはいけないと強弁した。
 その上で、「やっぱり国の規制が必要だと言ってすぐに先祖返りするのではなく、ビジネスもあるし、経済も活性化しなければならない」と一言付け加えた。

 そして最後に、玉石混交の機能性表示食品ではなく、日本人はシンプルに「玄米を食べておけばよい」と脱線したかと思えば、「まるごと玄米サプリがどこにあるか教えて」と、サプリ愛好家としての面目躍如たる一面をのぞかせるとともに、名物アナウンサーとしてのオチを付けた。

【谷山 勝利】

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