制度揺れた7月、新規届出140件超 【機能性表示食品届出更新】13件追加、生鮮食品も久々に
消費者庁は28日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新し、届出番号I326から338まで13件の新規届出を公開した。
サプリメントが9件、サプリメント以外の加工食品が3件、そして生鮮食品が1件。生鮮食品の新規届出が公開されたのは先月27日の更新以来、1カ月以上ぶり。公開されたのは、「チリ産機能性クルミ」。α-リノレン酸を機能性関与成分とする。
6月末の措置命令をきっかけに、機能性表示食品制度が大きく揺れ始めた7月が終わる。同月に公開された新規届出は累計144件(28日時点)となり、前の月の134件を上回っている。新規の機能性関与成分の届出公開も目立った。
この日公開されたのは下の一覧のとおり。
なお、既存届出の取り下げに関しても情報が更新されている。複数の機能性関与成分中にオリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれるサプリメントの届出を、㈱ハーブ健康本舗㈱(福岡市中央区)が27日付で取り下げたという。販売を終了するとされている。
【石川太郎】
〇2023年7月の機能性表示食品届出DB更新
:【3日付】さくらフォレスト、措置命令の対象商品含む3件取り下げ
:【5日付】iMUSE×ヘルシアのダブルネームサプリ 免疫ケア×内臓脂肪減少
:【6日付】新規成分にトルラ酵母由来食物繊維 食後中性脂肪・血糖値の上昇抑制に役立つ
:【11日付】NMNが初公開、「肌の健康を助ける」 初の関与成分にラクトビオン酸も
:【13日付】「ウエスト気になる」に新届出 なぜDHC以外が届出者に?
:【19日付】抗疲労領域に黒ショウガ由来の新成分 新規関与成分にリンゴ由来ペクチンも
:【24日付】新規関与成分の公開が相次ぐ 一方で取り下げも増加傾向
:【25日付】2日連続で更新、新規10件追加 取り下げに関する情報更新は無く
:【27日付】キウイ由来成分が体重減少を助ける キポフェン、ヘルスクレーム拡大