出生直後の新生児の口腔内にビフィズス菌
森永乳業(株)(東京都港区、宮原道夫社長)は19日、出生直後の新生児の口腔内液にビフィズス菌が含まれていることを確認したと発表した。
15人の出生直後の新生児の口腔内液と、1カ月後の糞便を回収して調べたところ、全ての新生児の口腔内液からビフィズス菌を検出。また、回収したサンプルから単離したビフィズス菌株のゲノム情報を比較した結果、5人で同一のビフィズス菌株が口腔内液と糞便の両方から単離されたことがわかったという。
研究結果から、母親に常在するビフィズス菌が出生と同時に口腔内液を介して新生児へ伝播し、腸管へ到達している可能性が推測されるとしている。