東京都は21日、通称『グリーン』（販売者：韮沢商事（株））とされる健康食品から、医薬品成分のシルデナフィルを検出したと発表した。都は製品を販売した渋谷区の店舗に対し、販売中止と自主回収を指示した。

　同製品は、緑色のカプセル形状の食品。1カプセル（0.44g）中から、シルデナフィル129mgが検出された。製品本体には、品名や販売者の記載はなく、製造者、原材料名、内容量、消費期限についても記載されていなかった。

　シルデナフィルは、クエン酸塩が医薬品（バイアグラ錠など）として承認されている。副作用は血管拡張、頭痛、動悸など。都は、摂取によって健康被害が出る可能性があるため、同製品を所有している場合には直ちに使用を中止するように呼びかけている。

（写真：東京都の発表資料より）