健康食品、140億円割り込む【9月の通販売上高調査】前年同月比2.9%減の136億円
(公社)日本通信販売協会(粟野光章会長。以下、JADMA)が会員企業121社を対象に実施した2022年9月の通販売上高調査結果によると、「健康食品」の売上高は136億2,700万円と140億円を割り込んだ。前年同期比は2.9%減。前の月の4.1%増(140億5,800万円)からマイナスに転じた。
JADMAが10月31日発表した。健康食品の売上高が140億円を下回るのは22年5月以来4カ月ぶり。2022年度に入ってから2度目の130億円台となった。
「化粧品」の売上高も前年の同じ月を下回り、4.3%減の155億3,000万円だった。減少は、前年度の22年2月以来、8カ月連続。
22年度上半期(4~9月)の累計売上高をみると、健康食品は847億2,800万円で、前年同期と比べて1%減。化粧品は938億8,400万円の3%減と、それぞれマイナスになっている。
なお、9月の総売上高は1,127億1,000万円となり、前年の同じ月と比べて2.3%減少した。前の月の3.0%増から減少に転じた。「家庭用品」が17.6%減、「通信教育・サービス」が24.6%減と、前年同月から2ケタ落ち込んだ商材が複数みられた。
一方、「(健康食品を除く)食料品」は増加し、7.9%増の81億2,500万円だった。増加は2カ月連続。
(下の画像:2022年9月度通販売上高調査結果。JADMA報道発表資料から)