亜鉛の有効性情報 国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は12日、素材情報データベース(HFNet)に「亜鉛」の有効性に関する情報を追加したと発表した。
2020年8月までを対象に17のデータベースで検索できた無作為化比較試験25報について検討したメタ分析で、亜鉛トローチの摂取は、急性ウイルス性気道感染症の発症3日後の症状重症度スコア(3報)の低下、持続期間(9報)の短縮と関連が認められたという。
しかし、持続期間については試験によるばらつきが大きかった。また、症状の一日平均重症度スコア(2報)との関連は認められなかったとしている。