中国越境EC関連法規、最新市場動向
Tiktokショートムービーのマーケティング活用と合わせて解説
㈱ウェルネスニュースグループ(東京都港区)は4日、「中国市場に向けた越境EC関連法規・広告規制と市場の最新動向&Tiktokショートムービーのマーケティング活用」セミナーをオンラインで開催した。
中国市場に向けた健康栄養食品・機能性原料開発サポートと、テストマーケティング事業を行う㈱スペース、代表取締役社長の春山祥一氏が、「中国越境EC関連法規・広告規制と市場の最新動向」と題して講演。
中国の越境ECによる輸入は、2014年から18年にかけて爆発的に成長した。コロナ禍で、20年上期は19年同期と比較して減少したものの、現在、急速に回復している。海外での購買活動が落ち込む中、海外商品の中国国内消費は再び成長傾向にあるという。春山氏は、「市場が成長する一方で、この分野は、関連法規・広告規制が大きく変化しているため、常に最新事情を踏まえた越境ECとの正確な比較分析が必要」と話した。また、越境ECで中国市場をターゲットとしている企業は、「政治に関する風評を含むリスクと、物流のリスクに注意が必要」と解説した。
Tiktokマーケティング・クリエイターマネジメントの先駆者である㈱TORIHADA、Business Solution Groupチームリーダーの佐々木亮氏は、「Tiktokショートムービーの世界とマーケティング活用」と題して講演。中国消費者のショートムービー依存度は日本以上に高く、「読む」より「見る」での情報取得が、全ての世代で当たり前の市場となっているとして、Tiktokショートムービーを駆使したマーケティング・プロモーション手法について解説した。