上尾中央総合病院で72人が食中毒 またも日清医療食品の受託施設で
関東各地で集団食中毒が止まらない。上尾中央総合病院(埼玉県上尾市)で1日、72人が食中毒症状を発症していたことが分かった。埼玉県は7日に公式サイトで行政処分の内容を公表。同病院の営業施設を運営していた日清医療食品㈱(東京都千代田区、立林勝美社長)もホームページに同事案に関する「お知らせ」を掲載している。
り患したのは、30~90歳代の男性34人、女性38人の72人。原因となった食品は、給食用のスープや前日に調理したカレーなど。病因菌は100℃でも死滅しないとされるウエルシュ菌だった。
日清医療食品は昨年3月にも東京都内の病院で、10人が入院する食中毒を発生させている。同施設は7日~9日までの3日間、食品衛生法違反による営業停止命令を受けた。
関連記事:日清医療食品の受託施設に営業停止 都内の病院で10人が食中毒
(冒頭の画像:埼玉県の発表資料より)