三協、自動ロボット化による安定生産を実現(後)
<機能性表示食品の製造は180件超>
機能性表示食品制度に期待する同社だが、「機能性表示食品を受注したからといって売上が伸びるわけではない」と和田伸行副社長。「これからも機能性表示食品は増えていくだろうが、他社の製品と差別化しないと伸びない」とし、機能性表示食品の企画開発に一層力を入れる。
同社はこれまで、180件を超える製品を作ってきた。営業企画部は我が国をはじめ、世界のトレンド情報を顧客に発信している。知財室は弁理士資格を持つ社員を配置し、特許に関する調査から情報収集・提供を行うなど、技術的な評価も高い。機能性表示食品の届出支援では、和田副社長を先頭に、学術部(薬学博士、医学博士在中)・営業企画部・開発部・品質保証部・知財室による10人以上のスタッフで取り組んでいる。研究レビューから届出書類の作成までの全面サポートも可能。
機能性表示食品が広がることで消費者の認知が上がり、「アイテムやカテゴリーが増えれば消費者の選択肢も増える。そうなると、消費者は訳のわからない商品ではない機能性表示食品を求めるようになり、最終的に消費者の安全安心が業界の健全化につながっていく」と将来性に期待する。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:静岡県富士市伝法573-13(本社)
静岡県富士市伝法3178-1(日の出工場)
静岡県富士市大淵2362-1(大渕工場)
島根県邑智郡川本町大字南佐木993-1(島根川本工場)
TEL:0545-54-1248
FAX:0545-54-1138
URL:http://www.sankyohd.com
事業内容:健康食品・化粧品の受託製造
(写真:大渕工場)
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