ブラックジンジャーで酸化ストレス改善 国立栄研、HFNetに有効性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)6日、素材情報データベース(HFNet)にブラックジンジャーの有効性に関する情報を追加したと発表した。
タイの健康な高齢者45人を対象に二重盲検無作為化プラセボ対照試験を実施した。55歳~67歳までの15人に毎日、乾燥ブラックジンジャー抽出物25mg、または56歳~68歳までの15人に毎日、90mgを8週間摂取させたところ、25mg摂取群では、酸化ストレスマーカー(SOD、カタラーゼ)、90mg摂取群では、体力の指標2項目中1項目(6分間歩行テスト)、酸化ストレスマーカー(SOD、カタラーゼ、GPx、MDA)の改善が認められたという。
一方、いずれの群においても、体力の指標2項目中1項目(30秒椅子立ち上がりテスト)、握力、身体機能(タンデム肢位)に影響は認められなかったとしている。