ビタミンDのインフルエンザへの効果「認められず」
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は22日、ビタミンD3の摂取とインフルエンザ発症に関連性が認められないとする調査結果を公表した。
日本在住の健康な高校生247人を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験で、私見群にはビタミンD3(2,000IU)を2カ月間にわたって摂取させた。しかし、インフルエンザやインフルエンザ様疾患の罹患率、インフルエンザ様症状(熱・鼻水・せき、喉の痛み、関節痛)の発症との関連性は見られなかった。
インターネット上などで、ビタミンDによるインフルエンザなどへの効果をうたった情報が流布されているが、今回の調査結果からも、そうした効果は確認されなかった。