ノコギリヤシ広告差止請求控訴審判決 広島高裁が一審支持、消費者団体の訴え退ける
ノコギリヤシエキスを配合した健康食品の新聞広告の差止が争われた裁判の控訴審で、広島高裁は7日、差止を求めた原告の適格消費者団体「消費者ネットおかやま」の訴えを棄却、一審判決を支持した。同団体の事務局がきょう8日、ウェルネスデイリーニュースの取材に答えた。上告については「今後、検討する」という。
消費者ネットおかやまは、2020年2月、機能性表示食品などの通信販売を手がける㈱インシップ(千葉県浦安市)が日刊紙に出稿した一般健康食品『ノコギリヤシエキス』の広告差止を求めて岡山地裁に提訴。「夜中に何度も…」、「中高年男性のスッキリしない悩みに!」などといった表示が、頻尿改善効果があると誤認させる優良誤認表示に当たるなどと主張していた。
【石川太郎】
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