㈱東洋新薬（本部：佐賀県鳥栖市、服部利光社長）は2日、化粧品OEM・ODM事業の取り組みについて、ナイアシンアミドを含む4つの有効成分を組み合わせた医薬部外品の承認を取得したと発表した。シワ改善など4つの方位にアプローチできる、従来にない医薬部外品になるという。先月都内で開催された化粧品の展示会に出展したのを機に提案を始めた。

　同社の発表によると、ナイアシンアミド（シワ改善）の他に、トラネキサム酸（美白＝メラニンの生成を抑えてしみ、そばかすを防ぐ）、D‐パントテニルアルコール（肌荒れ防止）、イソプロピルメチルフェノール（殺菌＝ニキビを防ぐ）といった4つの有効成分を組み合わせたクリームについて、医薬部外品承認を取得。また、ナイアシンアミド、D‐パントテニルアルコール、トラネキサム酸の他にサリチル酸（ニキビを防ぐ）の4つを組み合わせた美容液についても同様に医薬部外品の承認を得たという。

　このクリームと美容液に関しては、申請済みのため、すぐに商品化できる無添加設計の処方を用意しているという。また、「2種類の4つの有効成分は、美容液、クリーム以外の剤型にも配合できるものとなっており、幅広い要望に対応可能」だと同社。事業者ニーズが高まっている医薬品部外品に「新しい付加価値を提供」していくとして、提案に向けた意気込みをみせている。

（冒頭の画像：イメージ写真）

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