スポーツ栄養の国際学会が日本で
来月26日にオンライン開催 「サプリメントの効果と安全性」テーマに
国際スポーツ栄養学会(International Society of Sports Nutrition以下、ISSN)の東京大会が来月26日にオンライン形式で開催される。スポーツニュートリションやスポーツサプリメントにかかわる国内外の識者が講演する。もともと東京五輪・パラリンピックに合わせて2020年に東京都内の会場で開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。
初の開催となるISSN東京大会のテーマは、「サプリメントの効果と安全性」。企業関係者から管理栄養士、スポーツ指導者、アスリートまで幅広い参加が想定されている。有料で参加費は3,000円。
スポーツ栄養巡り国内外の識者が講演
大会当日は、日本のスポーツニュートリション界を代表し、(一社)日本スポーツ栄養協会理事長の鈴木志保子氏(神奈川県立保健福祉大学栄養学科教授)が基調講演を務める。「日本におけるサプリメントの利用と問題点」をテーマに講演を行い、ライブ配信される。
海外からは、ISSN創設者でCEOのホセ・アントニオ博士、米インクレノボ社のラルフ・イエーガー博士ら5人が講演。サプリメントのアンチドーピング認証プラグラム『インフォームド・スポーツ/チョイス』を運用する英LGC社の講演も行われる。海外講師の講演は事前録画(日本語サブタイトル付)。
ISSNは、米国スポーツ医学界などと連携し、エビデンスに基づくスポーツサプリメントの利用を推進するなどしている学会。スポーツニュートリション関連の学術論文を掲載する学会誌(Journal of ISSN)をオンライン上で発刊しているほか、年に1回、学会総会を米国で開催している。過去に3回、ロンドンなど米国以外での学会開催も行った。
東京大会の大会長は、㈱DNSの青柳清治執行役員(サイエンティックオフィサー)が務める。後援は(一財)日本スポーツ推進機構など。現在、スポーツ庁にも後援を求めている。大会事務局では、今回の大会の意義について、「国際レベルのスポーツ栄養に関する最新の情報を日本語で直接聞ける機会を提供する意義は大きい」としている。
開催日時は2月26日土曜日の午後1時~6時。開催後、期間限定でオンデマンド配信も行う。詳細や参加申し込みはISSN東京大会ホームページから。
【石川 太郎】