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シルク由来の食品素材で未病ケア 開発企業、未病総研グランプリアワード受賞

 健康食品・化粧品OEMのドクターセラム㈱(東京都渋谷区、吉川育矢社長)のオリジナル健康食品素材シルクフィブロインを含有する最終製品が、(一社)日本未病総合研究所(福生吉裕代表理事。以下、未病総研)主催の未病総研グランプリアワードで「未病ケア食品」としてノミネート、受賞した。

 他の3製品と共に受賞したもので、受賞企業には、「未病総研ブランド100認定証」が贈られた。同社では今回の受賞を、シルクフィブロインの海外も含めた拡販の弾みにしたい考え。

 「トクホはじめ機能性表示食品、サプリメントその他の健康食品を対象に、人生100歳時代にむけて『社会も健康にする未病ケア食品』のグランプリアワード」。

 未病総研は、(一社)日本未病学会が後援する同アワードの概要をホームページでこのように説明。今回受賞した4製品は、「多数の応募商品の中から『安全性』、『機能性』、『適正価格性』、『SDGs性』の基準を満たして6月の第1次審査を通った」ものだという。

 8月28日にオンライン開催された同アワードでは、ドクターセラムら4社がノミネート製品についてプレゼンテーションを行い、有識者がコメント。

 コメンテーターは、日本未病学会理事長の吉田博氏、順天堂大学医療科学部特任教授の長岡功氏、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の矢澤一良氏の3人が務めた。結果、ノミネートされた4企業の製品が同アワードを受賞、未病総研ブランドに認定された。

 受賞企業のうちドクターセラムでは、シルクフィブロインを配合したスティックゼリー状の健康食品『セラム・シルクフィブロイン』がノミネート、受賞した。

 シルクフィブロインとは、カイコが生む絹糸(シルク)を構成するタンパク質のうち、フィブロインのみを分離精製した同社のオリジナル健康食品素材。シルクを構成するタンパク質はフィブロインとセリシンの2種類だが、全体の75%以上を占め、シルクの「本体」とも言えるのがフィブロインだとされる。

 シルクフィブロインの開発には、東京農業大学農学部の長島孝行教授(昆虫機能開発研究室)が全面的に協力。アミノ酸やペプチドに分解されない製法を開発し、分子量25万の高分子、また、フィブロイン蛋白が元来持つ多孔性の3次元構造を保持できるようにした。

 そうした構造を持つため、シルクフィブロインを適切に摂取することで、食事から摂取された余分な脂質や糖質などの吸着、排泄に働くと考えられている。実際、これまでにヒトに対する有効性(脂質代謝に関する機能など)や安全性を検証した論文が複数発表されており、同社によれば、こうした文献の存在も、今回の未病総研グランプリアワードの受賞理由になった。

 同社がシルクフィブロインを配合した健康食品のOEMを開始したのは2005年。会社設立とともに同素材を世に送り出した。これまでの採用先はエステティックサロンや調剤薬局チェーンなどを始め、海外の医療機関に連なる企業にも及ぶ。

 「エビデンスが求められるのは各国共通。今回のグランプリアワード受賞も励みに、エビデンスの更なる積み上げに務めたい」(吉川社長)という。

(冒頭の画像:未病総研発行の認定証。ドクターセラム提供)

<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-22-8 4F
TEL:03-5728-8825
URL:http://www.dr-serum.com/
事業内容:健康食品、化粧品などの企画製造販売

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