サントリーW、タイ企業を買収 NBD社の全株式取得、東南アジアでヘルスケア事業拡大を図る
サントリーウエルネス㈱(東京都港区、沖中直人社長)がタイのヘルスケアケア企業を買収した。タイを中心とする東南アジアを有望市場と見て、サプリメントやスキンケアのビジネス拡大を図る狙い。
同社が1日、発表した。タイのバンコクに拠点を置く、NBDヘルスケア社(以下、NBD社)の発行済み株式の全てを同日、取得したという。買収金額は発表していない。
発表によれば、NBD社は1999年創業のヘルスケア企業で、サプリメントのほかスキンケア事業を展開。タイ国内での美容・ヘルスサプリメント市場でトップクラスのシェアを誇る、としている。
同社は以前からアジア海外市場に進出していた。NBD社の買収によって、タイでのビジネス基盤を構築する。また、サントリーウエルネスの商品およびサービス開発力と、NBD社のブランド力や流通網を掛け合わせて相乗効果を創出する。
これらの取り組みを通じて「サプリメントやスキンケア商品の消費が拡大を続ける」サプリメント東南アジアでのビジネス拡大を図る、としている。
NBD社が展開するサプリメントのブランドとしては、『VISTRA(ヴィストラ)』が知られる。