サプリ消費支出、増加に転じる 【6月の家計調査】名目ベース前年同月比が約18%増
総務省統計局が8日公表した6月の家計調査報告(2人以上世帯)によると、サプリメントなど健康保持用摂取品の1世帯当たり消費支出は1,206円となり、前の月との比較で約250円増加した。前年の同じ月との比較では、物価変動の影響を考慮に入れない名目で17.7%増となり、前の月の12.9%減から大幅な増加に転じた。
今年1月以降、健康保持用摂取品の消費支出は増減を繰り返している。
6月の健康保持用摂取品に対する消費支出は勤労者世帯で大幅に増加した。1世帯当たり919円を支出。前の月との比較で約170円増え、前年の同じ月と比べると、名目で28.7%もの増加となった。
一方、健康保持用摂取品の主要な消費支出層とみられる無職世帯は前年同月比で減少。6月の支出額は1,408円となり、前年同月と比べて名目で2.1%減少した。ただ、13%以上減少していた前の月と比べると約190円、支出が増加した。
なお、6月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり27万5,545円だった。前年の同じ月との比較では、物価変動の影響を加味した実質で4.2%減少した。減少は4カ月連続。名目ベースの減少率は0.5%だった。
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