総務省統計局が10日発表した2022年11月の家計調査（2人以上世帯）で、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の消費支出が3カ月ぶりに増加した。1世帯あたり支出額は1,266円となり、物価変動を除いた実質の前年同月比が6.2％増えた。

　健康保持用摂取品の支出額が1,200円台に達したのも3カ月ぶり。11％超の落ち込みを見せていた前の月から約150円増えた。ただ、22年は支出が振るわず、1,100円を下回る月も目立つ。

　1世帯あたり支出額を世帯別で見ると、勤労者世帯は840円だった。前年の同じ月の支出が約700円と少なかったこともあり、名目の前年同月比が18.8%増加した。

　一方、勤労者世帯は1,697円となり、3カ月ぶりに1,600円台を回復した。22年では支出額が最も多かった。しかし、前年の同じ月と比較すると、名目で2.5%減った。2ケタ減は止まったものの、3カ月連続で減少した。

　なお、11月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり28万5,947円だった。物価変動を除いた実質の前年同月比は1.2%減り、6カ月ぶりに減少した。名目の前年同月比は3.2%増えた。

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