サプリ支出2ケタ減【10月の家計調査】 無職世帯が18.5%減と落ち込む
総務省統計局が6日発表した2022年10月の家計調査(2人以上世帯)結果によると、消費支出全体のうちサプリメントなど健康保持用摂取品の支出は、1世帯あたり1,118円だった。前年の同じ月と比べ、物価変動の影響を取り除いた実質で11.5%減少した。名目では10.4%減。前の月の微減(実質0.8%減)から減少率が大きく拡大した。
勤労者世帯、無職世帯ともに支出を減らした。勤労者世帯は、名目前年同月比5.0%減の856円となり、前の月から減少に転じた。無職世帯は同18.5%減の1,380円と2ケタ減少した。
健康保持用摂取品の主要な消費世帯と見られる無職世帯の支出は、2カ月連続で1,300円台にとどまった。2ケタ減も2カ月連続。8月は1,629円を支出していた。
10月の2人以上世帯の1世帯あたり消費支出は29万8,006円となり、前年同月比は実質で1.2%増加した。増加は5カ月連続。