サプリメント含め最大13%値上げ アサヒグループ食品、約690品目対象に
アサヒグループホールディングス傘下のアサヒグループ食品㈱(東京都墨田区、川原浩社長)が、サプリメントを含む約690品目の希望小売価格を約2~13%引き上げる。サプリメントの有力ブランド『ディアナチュラ』では、全シリーズについて11月1日出荷分から値上げする。27日までに発表した。
原材料、包装資材、エネルギー、物流などのコスト上昇が理由。同社では「コスト上昇は今後も続く」と予測、「企業努力だけで吸収することは困難」だとしている。
ディアナチュラの価格改定については、例えば、機能性表示食品シリーズである「ゴールド」のうち『EPA・DHA』(60日分)は税抜3,900円から200円値上げし、4,100円にする。また。プロテインパウダーシリーズ「アクティブ」のうち『ソイプロテイン ソイミルク味』は、同2,200円から2,380円に値上げする。他にも『ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル』など全般について価格改定を行う。ディアナチュラの主要販路は全国のドラッグストア。ECでも一部販売している。今後、競合企業が価格改定に踏み切るかどうかが注目されそうだ。
タブレット菓子の『ミンティア』、栄養補助食品の『1本満足バー』、粉ミルクなどベビー関連商品ブランド『和光堂』なども値上げする。ミンティアは、1996年の発売開始以来初の値上げとなり、税込108円を118円にする。値上げ対象となる約690品目は、同社の取扱品目全体のおよそ7割に相当し、売上高全体の約8割を占める。
(冒頭の画像:価格改定を伝えるアサヒグループ食品のニュースリリース)
【石川太郎】