サビンサ・ジャパンが輸入したアーモンド加工品から発がん性のカビ毒
厚生労働省は6日、輸入時の自主検査により、インド産アーモンド原料を使用して製造された「アーモンド由来植物性タンパク(アーモンドを30%以上含有)」(輸入者:(株)サビンサ・ジャパン・コーポレーション)から、カビ毒のアフラトキシンが検出されたため、全ロットに対する検査命令を実施すると発表した。
同品は5月12日に日本に到着し、成田空港検疫所に届出が行われ、5月28日に違反が確定した。
製造者はインドのSAMI LABS LIMITEDで、届出数量(重量)は5ドラム(50kg)。含有してはならないアフラトキシンが50μg/kg検出された。現在、全量を保管中としている。
アフラトキシンは発がん性を有するカビ毒の1種で、アスペルギルス属の真菌により産生される。