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クオリカプス、その後の供給状況は HPMCカプセル優先、ゼラチンカプセルは5月中旬から

 昨年6月、食品添加物の基準外使用の判明を受けて、サプリメント用ハードカプセル(空カプセル)の製造、供給を一時停止していたクオリカプス㈱(奈良県大和郡山市)が、食品添加物の使用課題を解消した空カプセルの供給を段階的に再開させている。

 昨年11月から、植物由来のHPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)カプセルの一部について供給を再開していた。その後、現在までに供給再開製品を増やし、全てではないものの新規発注にも応じられるようになっている。「ニーズが高いHPMCカプセル(の製造)を優先」しているという。

 だが、「未だ十分な数量を供給できる状況には至っていない」と同社。加えて、ゼラチンカプセルに関しては依然、供給を再開できておらず、同社によると再開は5月中旬になる見通し。HPMCカプセルに関しても、需要が限定的な製品に関しては販売中止を決めたこともあり、関係者からは、供給の回復を歓迎する声と不満の声が同時に上がる。

ゼロ号など一部製品は販売見合わせ

 クオリカプスのHPMCカプセルについて、現在までの供給再開品目を整理すると、同社によれば、透明1号、同2号、ダークカラメル1号の3製品は昨年11月から供給を再開。現在、新規の発注も受け付けており、「順調に回復してきている状況」。

 また、先月中旬から、透明3号の受注を新たに開始したほか、現在、白1号、同2号、ダークカラメル2号、透明ミドリ2号の4製品の製造を進めている。同4製品の供給については、3月上旬から受注残を出荷し、新規受注は来月7日から始める。

 HPMCカプセルのうち酸溶解遅延カプセルについては、透明1号、同2号、同3号、白3号の4製品の製造、供給を計画しているといい、その全てについて、5月中旬から受注残の出荷を始め、新規受注は翌6月2日から始める、としている。

 これにより、クオリカプスのHPMCカプセルは、6月以降、計12製品の供給が再開されることになる見通し。受注したものの供給できていない受注残を解消後、新規受注を開始する流れになる。ただ、当面のところ製造するのは同12製品に絞り、ゼロ号など一部製品については販売を中止するという。その理由として「継続安定供給」を示し、顧客らに理解を求めている。

 ゼロ号のカプセルは、1~3号と比べてサイズが大きく、小さなカプセルが求められる傾向の強い日本では需要が限られる。とはいえ使用実態がないわけでもなく、最終製品の製造企業からは、「売れていないものは後回しにされた、ということ。他のカプセルメーカーから代替品を調達するしかないが、メーカーの切り替えは簡単ではない」と恨み節も聞かれる。

ゼラチンカプセル、まずは透明1・2号から供給再開へ

 他方、ゼラチンカプセルに関しては、HPMCカプセルに比べて供給再開が遅れている。クオリカプスが現時点で顧客らに伝えている再開見込み時期は「5月中旬」で、まずは透明1号、同2号の供給を再開する。その後6月上旬から、同3号の供給を再開する計画だ。HPMCカプセルと同様、まずは受注残分から供給を再開する。

 一方で、透明1~3号以外のゼラチンカプセルの供給再開品目およびスケジュールは現時点で示しておらず、「改めて案内する」としている。HPMCカプセルと同様、安定供給を優先するため販売が見合わせられる製品も出てきそうだ。

 また、ゼラチンカプセルについて最初の供給再開品目になる透明1号と2号について同社では、同社グループの海外製造拠点で生産されたものを供給する計画を示している。同3号に関しては引き続き国内工場で生産するとしているが、ゼラチンカプセルは当面、国産と海外産に産地が分かれるかたちになる。

 ゼラチンカプセルはこれまでと変わる面が他にもある。カプセルのボディとキャップを接合するロック部分の形状について、従来製品はポジロックおよびサークルロックだったところ、サークルロックにする。また主原料も異なるとしており、従来は豚骨・豚皮ゼラチンであったものを牛骨ゼラチンに変えるという。

【石川太郎】

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