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キリンHD、βラクトリンのMCIへの作用 特定臨床研究を開始

 キリンホールディングス(株)(東京都中野区、磯崎功補社長)は9月30日、独自素材の乳由来「βラクトリン」を用いて、軽度認知機能障害(MCI)の人を対象とする特定臨床研究を開始したと発表した。研究は静岡県浜松市の協力の下、聖隷福祉事業団と共同で行う。

 浜松市民を中心に、MCIと判定された50歳以上の男女80人を対象とする予定。被験者には、βラクトリンを含むサプリメントとプラセボを24週間にわたって継続摂取してもらう。摂取前後で聖隷福祉事業団が提供するMCIドックの受診に加え、認知機能検査、気分状態検査、QOL調査、血液検査などを行う。

 これにより、βラクトリンの継続摂取によるMCIの人の認知機能や気分状態への作用を検証する。

 βラクトリンは、トリプトファン-チロシン配列を持つβラクトペプチドのうち、アミノ酸4残基のGTWYペプチドを指すという。

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